龍 や
SINCE 1998.8
2001年09月01日更新
スープ:豚骨ガラ
麺 :中細麺
| こくうま |
ボイスでお馴染みになってしまった「龍や」に出掛けて来ました。時間はpm2:00前の小雨降る天気、それでも天井を抜かれた上にジャズが軽く流されておおよそラーメン屋らしからぬ店内には各年代層を織り交ぜた客で8割は埋め尽くされております。う〜〜〜みぃ、さすがボイス効果!
やっと見つけた二人掛けのテーブル席へ座り、「こくうま」を堅めで注文、勿論、保険でご飯も注文したました。しかし、厨房の中の雰囲気は全然見ることも予想することも出来ない。そわそわいらいらしている私を後目に店内には「替玉」の注文が相次ぎ、さらに私の気持ちをそそります。
注文から15分、私の前に客は2名しか居なかったのになんでこんな時間になるのか分かりませんが、取り敢えず運ばれてきました。見た目には長浜風の豚骨スープにただのラードか背脂を溶かした物とそれを元にネギか何かで香り付けされた2種類の脂がこれでもかと表面を覆っております。後は柔らかそうな焼豚、もやし、ニンニク唐辛子&ごまという感じで、スープの色とは裏腹に全体的なイメージは長浜風を一切感じさせない結構斬新な面持ちに興味津々。取り敢えず大量投入されている脂の少ない辺りを狙って、細めで若干の縮れ入った麺を啜ってみるとこれがなかなか歯触り、味とも良好。スープの絡みもなかなか良いが、肝心のスープがただ豚骨であっさりとスープを摂っただけという通常の長浜ラーメンでは許されない代物。
取り敢えずニンニク唐辛子が混ざらないように気を付けて二種類のスープ絡めながら改めて麺を啜ると雰囲気が一変。香ばしい香りとラードのこってりさが麺を介して伝わってきます。続けてニンニク唐辛子を溶かして食べてみると僅かな辛さの上に今まで無かったコクが乗っかって押し寄せてきます。正直言って長浜ラーメンをベースにしながら独自の世界を作り上げていると思います。こんな感じのラーメンは食べたこと無い。
卓上に用意されている付け合わせを追加するたびにラーメンの味はドラスティックに変化を遂げていく。実に不思議な気分にされるラーメンでした。
食後感はよく言われる「こってりしているけど後口はさっぱり」という評価がぴったり。たいして工夫もしていないコクの無いスープをベースにはったり半分の香り付けのラードで適当に仕上げてしまう。後は卓上の調味料で各人が好きな味付けを楽しんで下さいというやり方だもの。大量の脂が舌に載り脂のこってりさは感じるけど、コクも何も無いスープ本来の味わいは皆無というところでしょう。しかし、ここまで徹底されるとこれもまたラーメンなのかと納得してしまう。いや、新しいラーメンのひとつのモデルなのかも知れないと思わずにはいられません。
個人的評価は清濁併せ飲んで「B」。お店のデザイン、運営方法まで含めて、有る意味感心させられました。
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