はるみ屋食堂
SINCE 1998.8



1999年12月31日更新




・独断と偏見

スープ:鶏ガラ+野菜醤油味(澄んでいます)

麺   :中麺


中華そば

倉敷市役所へ出掛けたついでに、久しぶりの成羽町美術館と対面するという口実で「はるみ屋」に出掛けて来ました。う〜〜〜みぃ、 倉敷市役所から笠岡への帰り道といえば言えなくもないけど、結構 きつい道のりでした。(^_^;)
 成羽町病院の向かいということで、県道を挟んで向かい側と勝手に思いこんでおりましたが、現場は県道から路地に入って真向かい。とても車二台は駐車できないで有ろうというスペースに何とか車を詰め込んで、勢い良く店に突入を敢行しました。時間は正午少し前、店内はどこぞの養老院の食堂かと勘違いしそうなほどのおぢぢ&おばばの大群で既に占拠が完了されておりました。うぐっ、、、なんじゃこりゃぁ!病院が年寄りクラブの例会場で、この「はるみ屋」は3セクで運営されている専用の給食場なんかいっ!と思わせるに充分の迫力、感服致しました。(笑)
 さて、カウンターも満杯、テーブル席も満杯と言うことで僅かに空いていた座敷席に座り、酒と「堅め」を注文。厨房の様子は見えないのでどの様な行程で制作されているかは不明、おまけに私を取り囲んでいる年輩の方々は誰も中華そばなんて食べていない。おひ、本当に大丈夫なんかいっ!と思わず心に中から口をついて出そうになる言葉を酒で飲み込み待つことしばし。運ばれてきた中華そばは薄い澄んだ醤油色のスープに沈んだ中麺、その上に盛られたモモの焼豚、蒲鉾、モヤシとネギという出で立ちでなかなかに昔懐かしいレトロな中華そばの面持ちを湛えています。そしてそのレトロさを丼が強力にサポートします。現在では「あまいからい@岡山」ぐらいでしか見なくなった縁に赤、青、黄色の三色の渦模様で交互に縁取られた見事な年代物の丼はそれだけで目頭が熱くなり、こぼれる涙を抑えることが出来ません。
 さて、中麺をすするとこれが「堅め」と注文したものかと驚くほどの柔らかさ。客層に併せてデフォルトが柔らかいのかも知れないが、ここで食べる時には「特別に堅め」とか何とか注文した方が良いでしょう。味はそこそこ。スープも基本的には薄い。これも客層故か、それとも成羽という土地柄がもともと薄味なんだろうか。ガラの味も薄けりゃ味付けも薄上にぬるい。しかし、だからといって不味い訳では決してない。少なくとも私には「レトロ」の一言で許せてしまうレベルには達しています。 焼豚はパサパサでしわくていかにも岡山風。さして評価すべき物は ありません。ということで、この店だけを目標に出掛けると少々がっかりされるであろう事は間違い有りませんので、そういう意味ではお勧めではないですが、あの辺りに出掛けたついでであるとか、成羽町美術館を見学した後というのであればお勧めです。私自身もそういう状況で有れば間違いなく再度訪れ「特別に堅め」と注文してしまうでしょう。



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